2013-03-02から1日間の記事一覧

(131)映画が抉り出す真実。(9)共感を湧き起こす木下映画が、“どうしても越えなければならない”もの(『二十四の瞳』)

木下恵介映画が最近日本でリバイバルとして人気をはくし、今年のベルリン国際映画祭でも11作品が上映された(注1)。 特に人気が高いのは1954年制作の『二十四の瞳』であり(2月2日と2月22日に上映)、「“何も言わない”庶民の苦しみ(das stumme…