2017-01-01から1年間の記事一覧
下のlogo!ZDFニュースで見るように、12月21日に実施されたカタルーニャ州議会選挙では、再び独立支持派が勝利した。 既にカタルーニャ州では10月1日にスペインからの独立を問う投票がなされ、9割の賛成で州議会は27日に事実上の独立宣言をして…
メルケル首相はCOP23気候変動会議の開催国冒頭演説で、気候変動は世界にとって“運命的問い”であると述べ、環境保護運動家さえ驚くほど画期的で真剣な訴えをした。 メルケルはシュピーゲル誌が2015年30号で「マザー・アンゲラ」と特集したように、与…
国連事務総長はボーンでの世界気候変動会議で、上のZDFニュースで観るように「私たちの時代は確かな危機が始まっている」と宣言した。 確かに危機が始まっていることは、下に載せたZDFがCOP23に合わせて制作した『気候が壊れるとき』を見れば確信…
“パラダイスペーパー”とヨーロッパの右傾化 上のNHKスペシャルが11月12日に放送した『追跡パラダイスペーパー』私の見た動画42は、「富める者がより豊かになり、正直者が馬鹿を見る不条理な世界」を強く浮かび上がらせていた。 富めるひと握りの人…
トランプが信用できない理由 アメリカでは世論が二分し、反トランプ陣営では彼が優生学の信奉者であり、いかに危険かを絶えず訴えている。 トランプが優生学の信奉者であることは、アメリカのリベラルニュースとして世界に知れ渡っているハフポスト制作の上…
核戦争が起きないために(5)制裁に代わる対話を NGOの核兵器廃絶国際キャンペーンICANが今年のノーベル平和賞を受賞した理由は、上のZDFニュースで選考委員会が述べているように、「私たちは、核兵器が実際に使われる危険が、これまでのどの時代…
核戦争が起きないために(4)本質的解決策ローカリゼーション 『ラダックの懐かし未来』の著者で、人類学者でもあるヘレナノーバーグが自ら制作したフィルム『幸福の経済学(短縮版)』を見れば、現在の世界危機の原因がグローバリゼーションであり、本質的…
核戦争が起きないために(3)・直近のドイツニュースに見る予兆79月15日早朝、私の携帯がけたたましく鳴り(全国瞬時警報システムJアラートによる)、「ミサイル発射、ミサイル発射、北朝鮮からミサイルが発射された模様です。建物の中、又は地下に避難…
核戦争が起きないために(2)本質的解決を求めて(直近のドイツニュースに見る予兆6) 北朝鮮の脅威は上の動画でみるように、日本上空ミサイル、水爆実験と益々エスカレートしており、専門家が指摘するように弾道ミサイルを含めて核兵器開発は完成しており…
直近のドイツニュースに見る予兆4(北朝鮮の脅威・バルセロナのテロ)“炎と憤怒”というトランプの威嚇発言は世界を震撼させ、ドイツZDFニュースも核戦争勃発の危機を警鐘している。 また翌日の子供ニュース「logo!」でも、世界は如何に危ない薄氷を…
何故ドイツは自動車産業を厳しく正すのか? ドイツ報道メディアはドイツの誇る自動車産業の名声を、事実上はカルテル疑惑の段階にも関わらず(企業は慣習的会合と主張している)、このZDF子供ニュースに見るように厳しく問い正している(最初にカルテル疑…
直近のドイツニュースに見る予兆(2・トルコ独裁に見る共謀罪)ドイツ子供ニュース(ZDF logo!)が、7月10日から7月24日までの僅か2週間で4回も、「トルコ独裁」ニュースを取り上げていることは注目すべきことである。 もちろん注目すべき出来…
直近のドイツニュースに見る予兆(1) 前回述べたように琉球新報の新垣毅が講演で、公正な報道はドイツだけだと明言するように、私自身もドイツの報道は時の政府に迎合することなく、絶えず公正さを追求していると確信している。 既になぜ現在が「時代の終…
パラダイム転換3(シェーナウの電力セミナー)私が上の動画を見て驚いたのは、2002年スラーデック御夫妻が“核のない世界”を掲げて来日した時、高校を卒業したばかりの息子セバスチャンがカメラなどの記録係として同行していたが、そのセバスチャンが今…
パラダイム転換(2)私のもう一つ別な転換 日本の内発的発展論の先駆者である鶴見和子は、途上国の貧困を生み出す西欧の近代的発展を批判して、自然環境と調和したエコロジーで自立的な地域主義に基づく、もう一つ別な発展として独自の内的発展論を希求した…
パラダイム転換(1) 5月21日に放送されたNHKスペシャル『緊迫北朝鮮 危機の深層』(注1)は衝撃的であり、特に私の記憶に残った映像を上に「私の見た動画22」として載せた。 その動画で見るように固形燃料化によってトンネルなどに隠されたミサイ…
危機と希望(5)・絶滅戦争か永遠平和か 前回のヨーロッパでも起きている避難民拒否や急進的極右の台頭を議論を受けて、議論が危機をどう乗り切るかに進行していた時、ドイツ・ロシア教会代表のマティアス・プラツェク(東ドイツでの抵抗運動者、統一後社会…
危機と希望(4)ファイクが拡散する本質的原因 今回の円卓討論ではヨーロッパの入国制限の自己正当化から始まり、イスラムテロのフェイク(もう一つ別な事実)ニュースが拡散し、民主主義そして政治が大衆迎合的に進んでいることを、「ビルド」編集局長のユ…
危機と希望(3)・汚職と不正が生み出す独裁政権 今回の討論で議論されたアメリカの伝統ある雑誌アトランティクは、逸速くアメリカ独裁政治を警告し、デーヴィド・フラム(著名な編集者でジョージ・W・ブシュのスピーチライター)の論じる「トランプの独裁…
危機と希望(2)トランプ弾劾裁判はあるのか?今回の討論では英国大使やアメリカ大使を歴任したヴォルフガング・イシンガーは、最初トランプ大統領誕生を大いなる心配と語り始めますが、現在見るようにチェック・アンド・バランス(抑制と均衡)が機能して…
上の動画で前の社会民主党(SPD)の党首マティアス・プラツェクが述べているように、少なくとも5,6年前までは誰が極右的なトランプ米国大統領の誕生を想像できたでしょうか。 それは米国だけでなく、既にヨーロッパでは法とメディアを支配する極右的政…
先週豪雪であった妙高の雪も徐々に治まって来たことから、最早初夏のように暖かい沖縄を訪れ(2月27日〜3月3日)、辺野古新基地建設反対の座り込みに参加して来ました。 そこでは私自身70歳を目前にして、上の動画で見るように機動隊にごぼう抜きで担…
後編フィルムはドイツ経済研究所を牽引する著名なエネルギー経済学者クリスチャン・ヒルシュハウゼン教授が、「ドイツの素晴らしいEEG法によるエネルギー転換がそのまま推進されれば、現在構想されている巨大な送電線建設は不要である」と明言するところ…
2015年の石炭合意での石炭回帰 2014年11月にはメルケル首相の石炭発電所の強制廃止の発言や、ガブリエール経済相も石炭組合や企業側との「石炭合意」法案の作成で近い将来石炭発電所の閉鎖を目指し、2020年までに二酸化炭素2200万トンの削…
水素貯蔵技術が未来を切り開く 上の動画が提示するように、ドイツでは風力発電や太陽光発電で製造された過剰な電力を水素に変え、貯蔵する取組がなされています。 既に2014年から地域の公共ガス企業は太陽光発電や風力発電で製造した過剰な電力を水の電…
上の動画で大晦日の夜にメルケル首相がドイツ市民に呼びかけたように、2016年はドイツにとっても厳しい試練の年でした。 世界のテロ、難民、地球温暖化、核拡散などの問題に対して益々出口が見えなくなるなかで、EUを代表するフランス、オランダ、オー…