2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

(73)脱原発を求めて。(3)日本の脱原発を実現するドイツからの二つの柱。

ドイツの脱原発を実現させた大きな二つの柱は、連邦環境省(BMU)の部局である放射線防護局(BfS)と環境事務局(SRU)であった。(注1) 放射線防護局は、16の原発周辺地域5キロメートル以内、5歳以下の子供の白血病や癌にかかる確率が、19…

(72)脱原発を求めて。(2)恐ろしい未来か、素晴らしい未来か。

原発産業のロビィストたちがフィンランドやスエーデン、そしてドイツで原発運転期間延長を求めた際のスローガンは、「安い、クリーン、安全」という神話と、「脱原発による電気料金の高騰」という脅しであった。 日本では福島原発事故後安全神話が崩壊しただ…

(71)脱原発を求めて。(1)低線量被ばくの真相と魔女狩りの始まり

決してテーマを変えるわけではない。脱原発は、日本の未来が天国となるか地獄となるかを左右する鍵である。 福島原発事故の後、計画停電、厳しい節電にもかかわらず、脱原発を求める国民世論が段階的廃炉を含めて7割から8割に達したことは驚くべき変化であ…

(70)2012年天国と地獄・・・理想のエコ社会か悲惨な監視社会か。後編

消費税増税の切札を切って、過去2回の増税の時のように債務を肥大化させれば確実に日本は財政破綻する。 何故なら日本は現在の76円に張り付いた円高が物語るように、日本は金融ファンドたちのEU後の標的となっており、増税にもかかわらず債務が肥大すれ…

(69)2012年天国と地獄・・・理想のエコ社会か悲惨な監視社会か。前編

新しい2012年の初めは、明るく自らも希望で胸を膨らむことから書き始めたい。 しかし年末に決議された消費税増税の民主党政権の暴挙は、日本の財政破綻の引き金をひくものであり、天国と地獄を合わせて書かずにはいられない。 財政健全化の再構築を強調…