2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

(109)ドイツの今を考える。4)2050年の左と右の一致する未来

リンケが提示する2050年のBプランは(注1)、平等を基盤とした4つの赤のプロジェクトを柱とする社会的エコロジー産業社会の建設である。 第一の柱であるエネルギーでは、エネルギー転換で現在のドイツの4大巨大電力企業に代わって無数の電力企業が電…

(108)ドイツの今を考える。3)リンケが提示する余りにも斬新な未来

本来の取り上げる政党の順番は、戦後キリスト教民主同盟CDUと政権を争ってきた社会民主党SPDか、あるいは脱原発によって上昇気流に乗る緑の党が順当であろう。 しかしSPDは労働組織からなることから産業側と太いパイプを持ち、政権与党になるとシュレーダー…

(107)ドイツの今を考える。2)世界危機の本質的な解決を求めて

9月12日カールスルーエの憲法裁判所が欧州安定機構ESMや財政協定に対してどのような判決を出すか注目されたが(注1)、結局1900億ユーロの救出額条件を付けることで承認された。 これはEUの経済、及び政治統合へのゴーサインであり、将来においては…

(106)ドイツの今を考える。1)メルケル政権のアデナウアー原点への回帰

私は名古屋育ちであるが、現在は大半を長野県と新潟県の県境妙高に住み、書くことと田畑を耕す農的暮らしをしている。 田畑は黒姫山の山麓にあることから車で通うのであるが、最近の道路工事多さには驚くものがあり、彼方此方で片側通行となり目先的にも実害…

(105)オルターナティブな小沢一郎論。(8)最終回、世界を切り開く「オリーブの木」成功の鍵

「オリーブの木」が8月27日に、まずは国民連合へ集結することでスタートした。 そこには田中康夫の新党日本だけでなく。河村たかしの減税日本も参加していることから、小沢一郎の決断次第で両ウィングにすることも可能だ。選挙が公示される頃には、以下の…