2018-01-01から1年間の記事一覧

(356)鈴鹿山麓での農的創成(最終回)ドイツの限界集落(最終回)エネルギー転換の象徴ユンデ村の危機・ともに生きる(最終回)日産ゴーン不正が投げかけるもの

今年も師走を無事迎えることができ有り難いが、師も走るように毎日冬支度に追われている。 前回野焼きした0,4反ほどの畑には、来年の野菜の不足する時期の予備として、大根、小松菜、パクチーなどの種をまき、既に発芽した芽は勢いよく伸び始めている。 …

(355)鈴鹿山麓での農的創成(10)私の体再生(最終回)・ドイツの限界集落(4)その克服1・ともに生きる(6)全体主義への傾斜

農的創成(10)新規蒔き直しでの野焼 妙高からここへ帰ってからこの1か月は試練の時であった。 収獲を間近に控えた大豆と勢いよく育っていたアンデスのジャガイモが、待ち構えていたように猿の群れに荒らされ、人参や大根なども一夜にして全滅した(もっ…

(354)鈴鹿山麓での農的創成(9)私の体再生(3)・ドイツの限界集落(3)・ともに生きる(5)・不正(内部告発)を克服した韓国

私の体再生(3) 秋も深まり朝夕は涼しさを通り越し、ここではもう暖房が必要となって来ており、前回載せた薪ストーブが心地よい温もりを恵み始めている。 森の畑も里芋の収穫を迎え、3分の2を猪に掘られて失った里芋の区画も、あれ以来荒らされることも…

(353)鈴鹿山麓での農的創成(8)私の体再生(2)・ドイツの限界集落(2)・ともに生きる(4)治安維持法が適法とされる理由

私の体再生(2) 日差しのあるうちは夏の残照が感じられるが、朝夕は秋を通り越して寒く、再び冬の到来さえ間近に感じられる。 昨年の冬は余裕がなかったこともあり、広い古民家での暖房は石油ストーブに頼ったが、既に薪作りで書ているように燃料費がかか…

(352)鈴鹿山麓での農的創成(7)・ ドイツの限界集落(1)・ともに生きる3(ノモンハン事件に見る責任なき大本営システム)                                                                 

猛暑であった今年の夏もいつの間にか過ぎ、すっかり秋の気配が感じられるようになって来た。 この10月で71歳になるが、幸い元気に農耕を楽しみ、ブログが書けることは有難いことである。 家系的にも父、祖父、曾祖父と糖尿の遺伝があるなかで、限界集落…

(351)鈴鹿山麓での農的創成(6)・動物の権利を考える(最終回)・ともに生きる(2)駅の子が今訴えるもの

ようやく暑い夏も峠を過ぎ、朝夕は少し涼しさを感じるようになってきた。 左の写真は現在最も重宝しているステンレス製かまどである。 このかまどで、カレー味の二人の3食分の野菜鍋を昼食時にまとめて煮ている。 鍋の中身は、赤いアンデスジャガイモ、ニン…

(350)鈴鹿山麓での農的創成(5)・動物の権利を考える(2)・何故今『ともに生きる』が叫ばれるか?

8月もまだまだ暑い日々が際限なく続いている。 だからといって朝夕の水やりで凌いでばかり居られず、秋、そして冬に向けて始動している。 今一番感動しているのは、自らの糞尿が森の腐葉土の中で100%完熟し、微かに香る価値ある堆肥として蘇っているこ…

(349)鈴鹿山麓での農的創成(4)・動物の権利を考える(1)

写真はこの春から家族の一員となったヤーシャである。 最初余りに風貌が夜叉に似ており、夜叉は守り神であると言って娘が命名した。 妙高では娘が生まれた年に長男が拾って来た子猫を育て、その猫が頑張って24年間も生きてくれ、動物との共生する暮らしに…

(348)鈴鹿山麓での農的創成(3)・地域を壊していく規制なきグローバル化・それでも人間の素晴らしさを信じたい(沖縄慰霊平和の詩「生きる」)

鈴鹿山麓での農的創成(3) 7月に入り毎日激しい雨が続いている。 6月には既に真夏が続き、益々気候変動の進展を感ぜずにはいられない。 そうしたなかで雨が続く前に、電気柵で守られたジャガイモが収穫できたことは喜びである。 黄色いジャガイモのキタ…

(347)鈴鹿山麓での農的創成(2)・見えて来たもの・『事件の涙』(内部告発の非情)が呼覚ます理念あるルールとバランスの構築

見えて来た理念あるルールとバランス 不耕起自然農を始めた畑は以前は棚田で少なくとも10年は放置されていたため、葦の硬い節根が地面の深くまで覆い、殆どミミズさえいないやせ地であることから、大豆の畝を基本として沢山播いた。 それらはやせ地ににも…

(346)鈴鹿山麓での農的創成(1)・問われる地域性3−1・平和的生存権・官僚支配による憲法改正

鈴鹿山麓での農的創成(1) 既にブログ(339)でも書いたように、昨年の11月までは妙高で骨を埋めるつもりであったことから、この半年近くの急転直下の激変に自ら驚くと同時に、人生には予期せぬ出来事で変わり得るものだと実感している。 驚異的に変…

(345)時代の終わりに(29最終回)・ソ連崩壊以来の最大の危機(6)危機を最大のチャンスに変えるとき・官僚支配が辿るいつか来た道(6)世界が官僚奉仕に変わるとき

危機を最大のチャンスに変えるとき 最終回の議論でも、現在は最大の危機ゆえにチャンスであると、イシンガーが再度強調している。 しかもこの討論の数日前、トルコがドイツ製戦車でシリア国境を越えて侵攻し、ドイツが支援する反アサト市民グループのクルド…

(344)時代の終わりに(28)・ソ連崩壊以来の最大の危機(5)トランプアメリカの正体・官僚支配が辿るいつか来た道(5)NHKの執念と“悪い奴”の正体

タブー破壊から見えて来たトランプアメリカの正体 核攻撃威嚇、懲罰的関税、エルサレムへの首都移転擁護、気候変動パリ協定からの離脱、ユネスコからの脱退というタブー破壊から見えて来たものは、今回の冒頭でアメリカ政治評論家のピーター・ラオが述べてい…

(343)時代の終わりに(27)・ソ連崩壊以来の最大の危機(4)危機こそチャンスの理・官僚支配が辿るいつか来た道(4)“悪い奴ほどよく眠る”の顛末

“危機こそ好機の理” ミュンヘン安全保障会議代表のイシンガーから極右政党と指摘されるAfD(ドイツのための選択肢)のパーデスキー副代表まで、“危機こそ好機の理”では意見が一致している。 すなはち今回の『』では、パーデスキー副代表でさえ「私はイシ…

(342)時代の終わりに(26)・ソ連崩壊以来の最大の危機(3)今何が起きようとしているのか?・官僚支配が辿るいつか来た道(3)悪い奴ほどよく眠る機構

今何が起きようとしているのか? 今回のZDF公開討論『見くびられるエゴイスト・トランプは成功するのか?6−3』では、CDUのメルケル後継者の有能な一人でもあるノルベルト・レットゲンが、トランプ政権が決着した税制改革を鋭く批判するところから始…

(341)時代の終わりに(25)・ソ連崩壊以来の最大の危機(2)時代の要請・官僚支配が辿るいつか来た道(2)訴える私の理由

ソ連崩壊以来の最大の危機(2)時代の要請 今回のZDF公開討論『見くびられるエゴイスト・トランプは成功するのか?6−2』では、アメリカ経済女性評論家のサンドラ・ナビディが鋭くトランプを批判している。 その批判から私に聞こえて来るものは、アメリ…

(340)時代の終わりに(24)・ソ連崩壊以来の最大の危機(1)・官僚支配が辿るいつか来た道(1)

ソ連崩壊以来の最大の危機(1)アメリカ第一主義を掲げるトランプはダボス会議で見せた柔軟な姿勢とは裏腹に、アメリカより遥かに安い製品には輸入関税を強硬に決め、核拡散禁止条約に後ろ向きであるばかりか、2月2日には「核戦略見直し」の恐るべき政策…

(339)時代の終わりに(23)・人類が生き残るための気候変動という転轍(5未来への責任)・未来を葬ろうとしている国

最終回の『気候が壊れるとき 5−5』では、コロラドで地球温暖化による洪水で目覚めた若者の気候を守るための戦い、そして石炭輸出超大国オーストラリアの頻繁に起きる干魃や広範囲な森林火災にも関わらず、国民の大部分が気候変動を信じないようにさせられ…

(338)時代の終わりに(22)・人類が生き残るための気候変動という転轍(4崩壊点を超え北極が熱帯に変わるとき)・二つの朝鮮が緩和を求るとき

今回の『気候が壊れるとき5−4』では地球温暖化が現在のようなスピードで進むと、研究者等はそこからは最早止めることができない崩壊点に達すると警告している。 フィルムではそのような前兆が山積みされていることを指摘し、数年前まで4倍を超えていたカ…