2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

(191)地域分散型自給社会が創る理想世界への道8・・蘇るマルクスの理想(後編)

金融取引税推進を確認した2014年2月19日メルケル・オランド会談(シュピーゲルオンラインからの写真)2008年の世界金融危機で、莫大な公的救済なくしては金融デフォルトを引き起こしていたドイツは、前回述べたように戦後の官僚制度刷新で国民奉…

(190)地域分散型自給社会が創る理想世界への道7・・蘇るマルクスの理想(中編)

何処へお金が消えるのか・・publicus-boorbergよりドイツ市民の暮らしが困窮するにもかかわらず、ドイツの個人金融資産は逆に著しく増加した(1980年から2005年までに倍増している)。 それはドイツの金融自由化で住宅債券などの担保債券の証券化が…

(189)地域分散型自給社会が創る理想世界への道6・・蘇るマルクスの理想(前篇)

マルクスは『資本論』で資本主義の不平等を批判し、必然的に起こる経済恐慌などの問題を通して、資本主義社会が最終的に成り立たないと述べている(注1)。 そしてマルクスの理想する社会は、所有欲だけでなく競争心や敵対心もなく、暴力や紛争のない平等世…

(188)地域分散型自給社会が創る理想世界への道5・・官僚絶対主義を革命的に変える3つの方法

国会での松野頼久議員の動物愛護改正法案についての質問日本社会が官僚絶対主義であることは前回のドイツとの比較からも明らかであるが、官僚自身も日本が官僚絶対主義であることを使命としていることは、故厚生省検疫課長宮本政於の書いた『お役所の掟』(…