2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

(153)ハネケ映画を通して現代を考える(1)。『愛、アムール』前篇

〈映画について書き出すと、ドイツからの情報が疎かとなるため、下にアールタークドイツのコーナーを設けました〉ドイツ映画の巨人ミヒャエル・ハネケは、「映画が気晴らしの娯楽とするなら、私の映画は無意味です。私の映画を嫌う人々は何故嫌うのか、自問…

(152)タイタニック日本のないことを願って(17最終回)希望の始まる時・・・自然エネルギーがつくる共生社会

この映画は「産業革命以来の最大の経済構造変化が我々の目の前にある」と主張し、化石燃料エネルギー(ウランによる原発を含)から太陽光エネルギーへの転換を求め続けたドイツの巨人ヘルマン・シェアーの思想に基づいて制作されており、彼自身も出演してい…

(151)「大貫康雄の伝える世界」出演特別編・・・ドイツのように政府が国民に奉仕する社会でなくてはならない

http://u3w.jp/archives/2502(「大貫康雄の伝える世界・第10回ドイツから学ぼう編」が一般公開されました。9分から45分まで、日本もドイツのように国民に奉仕する社会にならなくてはならないことを、終始主張しました) アベノミクスは国益と称して、…

(150)タイタニック日本のないことを願って(15)100兆円救済金の金融デフォルトを克服したドイツの涙 後編

2008年のドイツ金融デフォルトが引き起こしたものは、これまで成長戦略を掲げてきた新自由主義への不信であった。 その結果2009年の連邦選挙では、2003年から新自由主義行動計画「アジェンダ2010」を推し進めてきた社会民主同盟(SPD)の…

(149)タイタニック日本のないことを願って(14)100兆円救済金の金融デフォルトを克服したドイツの涙 前編

既に述べたように、日本デフォルトは2018年までに起きるとするドイツ有力紙の予想を、私自身も前回述べたように現実味のあるものと考えはじめている。 しかしそれは伏線でもあり、日本が現在のギャンブル資本主義とも呼ぶべき新自由主義の侵食で人間が蝕…