2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

(227)ドイツメディアから考える今28・・ZDF『危機にある頭のよい生徒たち3−2』・日本の新自由主義教育(2)

フィルムでは才能と家庭に恵まれたヤコブは学校では集中力に欠け、“素晴らしく頭がよいが”のプロジェクトクラスで落第するか、ハウプトシューレへの転向への選択が求められる。 子供の頃秀才で将来が期待されていたフィリップは、母のない鍵っ子家庭環境もあ…

(226)ドイツメディアから考える今27・・ZDF『危機にある頭のよい生徒たち3−1』・日本の新自由主義教育(1)

今回のZDFフィルムの主人公は、才能があるにもかかわらず新自由主義教育の中で挫折を余儀なくされた3人の生徒たちである。 フィルムでもわかるようにドイツの教育は挫折した生徒を絶対に放置せず、落第させるにしろ、ハウプトシューレ(職業学校)に転校…

(225)ドイツメディアから考える今26・・『競争教育に耐えられない生徒たち3−3』・ドイツの新自由主義教育(3)

最終回のフィルムでは、ハンブルクの優等生レアはカウンセリングを受けることで気が楽になり、お洒落な洋服を選んだりダンスを習うことで、慢性的頭痛から解放された表情からは笑みさえ垣間見られる。 また4週間も病院に入院していたボンのイルカは、余りに…

(224)ドイツメディアから考える今25・・『競争教育に耐えられない生徒たち3−2』・ドイツの新自由主義教育(2)

今回は、朝起きられず腹痛を訴える10歳のミアの窮状から始まる。 ミアの母親は最早限界であることを悟り、娘を救う決断を述べる。 病院に入院していた15歳のイルカが家に退院してきて、母親や姉はイルカを気遣い休息を求めるが、遅れを感じているイルカ…