(22)ZDF「大いなるこけおどしー原発政策の間違った約束」18

今回は架け橋となり得るのは天然ガスガスタービンであり、原発は役に立たないだけでなく、架け橋のプロジェクトを駄目にする事実が語られます。

フィルムスタート(38分51秒から40分18秒/43分54秒)


(ナレーション)
再生エネルギーが単独で電力を賄うことができるまで、再生エネルギーは過度期としてパートナーを必要としている。
ヨハネス・ホン・ベルゲンはエネルギー公社シュべビィシュ・ハールの代表であり、以前からエネルギー転換に投資している。すなわち天然ガスで稼動するエネルギー効率の高いブロック熱併給発電である。
これはフレキシブルで風が吹かない時、太陽が照らない時電力を補うことができる。
ヨハネス)
架け橋の技術が必要とされるなら、役に立つのは天然ガスである。
天然ガス発電機は大きな長所をもっている。すなわち大型天然ガス発電機は比較的速く制御でき、速く変動する風、太陽光、あるいは水力発電からの電力を補うことができる。
それ故架け橋の技術は天然ガス発電であり、決して原発ではない。
(ナレーション) 
ヨハネスは政治を信用し、脱原発の実現を信じていた。
だから彼は、シュットガルト市電力の80万人用天然ガス発電所を計画した。
しかしながらこの大型プロジェクトは原発運転期間延長が実現するなら、失敗するだろう。
ヨハネス)
投資する銀行は尋ねてきている。このプロジェクトの経済性は安全であるか?
原発運転期間延長を考慮しているかどうか?
私たちはそれにつき議論したが、このプロジェクトは原発運転期間延長に全面的に依存しているのである。


<原発運転期間延長は再生エネルギーの架け橋として必要であるという政府の主張が、ここまで徹底的に嘘であることが検証されると、キリスト民主同盟を支持する人たちさえ反旗を翻しました。
現在日本で必要なのは、まさにこうした真実を追求する徹底した検証です。
それが可能なのは公共放送NHKだと思っています。
東電債を145億円(事業債全体としては900億強)を有し、利潤追求のためにネットに無料で流れる国民の知る権利のあるNHKフィルムを消しまくっているNHKに期待してもナンセンスだというのも、尤もです。
しかし公共放送の最大の圧力団体は受信料を支払う国民であり、国民の批判の高まりが最も恐く、国民に真実の情報提供という奉仕なくして成り立たないからです。
それ故に度重なる不祥事の反省、そして理想を求める鳩山政権の誕生を受けて、NHKは昨日述べたNHKスペシャル「核を求めた日本ー被爆国の知らざれる真実」、今年初めから放映が始まったNHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」第1回から第4回、そして今月放映された戦中編などは、真実を追究する徹底した検証がなされていると思います。
私が公共放送NHKをこうまで贔屓するかは、新自由主義支配の新聞(特に大新聞)などの他のメディアに期待しても無理だからです。
何故なら他のメディアは、最終的には株主によって支配されているからです。
実際新自由主義を強力に推し進めた小泉構造改革の際、2003年にアメリカの巨大資本は、実質的に日本のマスメディアを統括している電通広告業界支配)に5000億円投資し、日本のマスメディアを支配したと言われています(『アメリカに食い尽くされる日本』森田実副島隆彦)。
森田さんはマスメディアで常に真実を求めて評論していましたが、新自由主義を批判したことからマスメディアから追放されました。
それほど新自由主義の力が強大であることは、PCB製造や遺伝子種のモンサント社だけで2008年の経常利益が100兆円を超えていることからも明らかであり、日本のマスメディア支配など容易なことでしょう。
それ故に昨日述べた、核持ち込み、核武装の密談など日本の命運を決定する犯罪的行為に、あれだけ鳩山首相の母親献金を連日のようにバッシングしていたマスメディアが、追求することなく沈黙した訳です。
もちろんバッシングも、沈黙も、求められたからに他なりません。
こうしたマスメディア支配は、NHKの制作したNHKスペシャ「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回ー熱狂はこうして作られた」*を見てくだされば、理解してもらえると思います。
そうしたことを踏まえていえば、社会を本質的に国民の利益を最優先するように変えていくには、ドイツのように世論を変えることが必要であり、公共放送NHKに現在の政治、原発財政赤字基地問題などに対して、真実を追究する徹底した検証をするよう圧力をかけていくことが、近道ではないでしょうか。
それが昨日予告した私の確信です。
次回はもう少し具体的にコメントしたいと思います。>

*リンク先が韓国にしかないため、時々止まりますがtray agein を押せば最後まで見られます。



(Naration)
Bis die Erneurbaren es allein schaffen, brauchen sie für eine Übergungszeit Partner. Johannes von Bergen ist einer.
Der Chef der Stadtwerke Schwäbisch Hall investiert schon lange in die Energiewende. Z.B. in effiziente Blockheizkraftwerke, betrieben mit Erdgas.
Sie sind flexibel, springen ein, wenn der Wind mal nicht weht, die Sonne nicht scheint.
Für ihn ist Atomkraft dafür zu schwerfällig, keine Brücke.
(Johannes von Bergen-Stadtweke)
Wenn eine Brückentechnologie gebracht wird, wird es das Erdgas sein, das uns über diese Brücke hilft.
Erdgaskraftwerke haben den großen Vorteil, große Erdgaskraftwerke, relativ regelbar zu sein, schnell fluktuierende Erzeugang aus Wind - oder Photovoltaik oder Wasserkraftström ausgleichen zu können.
Von daher lautet die Brückentechnologie: Erdgaskraftwerke, keine Kernkraftwerke.
(Naration)
Van Bergen hatte der Politik vertraut, glaubte an den beschlossenen Atom-Ausstieg. So plante er ein weiteres Gaskraftwerk bei Stuttgart Strom für 800,000 Menschen. Doch das Millionenprojekt könnte scheitern.
(Johannes )
Die Banken fragen: ist die Wirtschaftlichkeit des Projektes gesichert ?
Habt ihr berücksichtigt, ob es eine Laufzeitverlängerung gibt ?
Das haben wir mit denen diskutiert und es wird ganz davon abhängen, wie diese Laufzeitverlängerung, wenn sie denn kommt, wie sie konditioniert ist.