2011-01-01から1年間の記事一覧

(8)ZDFフィルム「大いなるこけおどしー原発政策の間違った約束」5

今回は電力会社が悪知恵を絞った「影の計画」書から始まり、後半には再びビール醸造会社の経営者ヘーレさんが登場します。それから前回の私のコメントで、28年間の原発運転期間の延長で225億ユーロとしたのは、2250億ユーロの誤りでした。 (「影の…

(7)ZDFフィルム「大いなるこけおどしー原発政策の間違った約束」4

今回はエコロジー研究所の経済学者フェリクスが、原発運転期間延長でいかに莫大な利益が巨大電力企業の懐に入るかを明かすところから始まります。ドル箱となっていることから、企業はなんとか2001年の脱原発の協定をなし崩しに失効したいわけです。その…

(6)ZDFフィルム「大いなるこけおどしー原発政策の間違った約束」3

今回はヘッセン州の南のビブリス原子力発電所の俯瞰シーンから始まります。 政府の任命した顧問学者や公のエコロジー研究所の経済学者が、次々と政府の原発運転期間の延長政策を論理的に厳しく批判します。 日本では考えられないことですね。何故なのでしょ…

(5)ZDFフィルム「大いなるこけおどしー原発政策の間違った約束」2

いよいよフィルムが始まります。夏の暑い時期の放送ですから、老舗のビール醸造の現場からスタートです。ドイツのビールは多種多様で美味しく、驚くほど安い。(500ミリのディポジットプラスチック入りが一般的で、スパーで買えば40円ぐらい。たとえ途…

(4)ZDFフィルム「大いなるこけおどしー原発政策の間違った約束」1

これまで一般的には保守的と言われてきたドイツの公共放送ZDFが制作放映し、政府の原発運転期間延長政策が国民への間違った約束であると訴えた「Der große Bluff - Die falschen Verspreche der Atompolitik」を、今回から少しづつ翻訳します。下にドイツ…

(3)日本のメディアと脱原発

(3)日本のメディアと脱原発 日本のメディアを代表するNHKや朝日新聞は福島原発事故後世論が脱原発へ加速していくなかで、これまでの国策である原発推進政策を容認する姿勢から脱原発を求める姿勢に転換したことは、驚くべき変化であり、日本においてもメ…

(2)脱原発を求めたドイツの公共放送ZDF

(2)脱原発を求めたドイツの公共放送ZDF 公共放送ZDFでは2010年7月13日にFrontal21で「大いなる虚勢ー政治の間違った約束」を放映し(現在でもドイツ国民だけでなく、世界の関心あるものは、字幕付きビデオをインターネットで無料で自由に見るこ…

脱原発(1)逆襲を克服したドイツの脱原発

(1)逆襲を克服したドイツの脱原発 ドイツは日本の福島原発事故を受けて、連邦議会は6月30日に10年以内にすべての原発を停止することを決定した。既にドイツは2001年に電力業界の合意のもとに、2020年代末までに脱原発を決定していたことから…