これまで一般的には保守的と言われてきたドイツの公共放送ＺＤＦが制作放映し、政府の原発運転期間延長政策が国民への間違った約束であると訴えた「Der große Bluff - Die falschen Verspreche der Atompolitik」を、今回から少しづつ翻訳します。下にドイツ語を載せておきますので、英語文化とはもう一つ別な文化を持つドイツ語に挑戦して、再びドイツ脱原発のうねりをクライマックスに導いたとも言うべきフィルムを、是非実際に見てください。
http://www.zdf.de/ZDFmediathek/beitrag/video/1090144/Frontal21-Dokumentation-Der-grosse-Bluff#/beitrag/video/1090144/Frontal21-Dokumentation-Der-grosse-Bluff
（原子炉シルエットからフィルムスタート）
（オラーフ ホォフマイヤー教授の発言ーメルケル首相に任命された政府顧問）
原発運転期間を延長することは、目下のところ全く意味がない。
（ボルフガング レネベルクの発言ー２００９年まで政府原子炉安全局局長）
ドイツの全ての原発は、今日申請許可が得られるものではないだろう。
（ヨゼフ ゲッペルの発言ー強く脱原発を公言する唯一とも言うべき政権党ＣＤＵ議員）
私の考えでは、私たちは将来世代に倫理的にもはや責任を持つことができない負債を負わせることになるだろう。
（ナレーション開始）原発に対する戦いが新たに燃え上がっている。政府と原子力産業は２８年間の運転期間延長を望んでいる。停止させるのか、さらに延長して運転させるのか。ドイツは決心しなければならない。
（オラーフ）私たちは決定を正しく下すチャンスを持っている。しかし政府は、間違った進路を取ろうとしている。
（メルケル首相の議会からの発言）
私たちは原発運転期間の延長が必要である。
（ノルベルト レツゲン連邦環境大臣の議会発言）
私は廃棄物処理の問題を、将来世代に解けない問題として委ねたくない。<運転期間延長のために、凍結された最終処分場の調査を再開したい含みから>
（ボルカー カウダーの議会発言ーＣＤＵ議員団代表）
私たちは気候変動の目標を達成することを望んでいる。そのために、原発は時代の架け橋の技術として長く装填されなければならない。
（フィルムタイトルの出現）
「大いなるこけおどし」
（サブタイトル）
「原発政策の間違った約束」<今回はここまでとしますが、ドイツ語のわからない人も是非見てください。必ずやフィルムの意図が理解出来るでしょう。>
（Start）
(Prof.Olauv Hohmeyer) Es macht im Moment überhaupt keine Sinn, die Laufzeiten für Kernkraftwerke zu verlängern.
(Wolfgang Ronneberg) Kein deutsches Kernkraftwerk wäre heute genehmigungsfähig.
(Josef Göppel) Wir bürden unseren Nachkommen da ein Last auf, die aus meiner Sicht ethisch nicht mehr verantwortbar ist.
Der Kampf um die Kernkraft ist neu entbrannt.
Regierung und Atom-Indastrie wollen längere Laufzeiten, bis zu 28 Jahre.
Abschalten wie beschlossen oder weiterlaufen lassen?
Deutschland muss sich entscheiden.
(Olauf) Wir haben die Chance, die Entscheidung richtig zu fällen. Aber die Regierung und schickt sich an,die Weichen in die falsche Richtung zu stellen.
(Merkel) Wir brauchen verlängerte Laufzeiten für Kernkraftwerke.
(Norbert Röttgen) Ich bin nicht bereit, die Entsorgungsfrage als ungelöste Frage den zukünftigen Generationen zu überlassen.
(Volker Kauder) Wir wollen unsere Klimerziele erreichen. Deswegen wird die Kerenergie als Blückentechnologie für eine Zeit lang noch eingesetzt werden müssen.
(Titel)「Der große Bluff」
（Untertitel) Die falschen Verspreche der Atompolitik
